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ブログ 活動報告

ケニアトレーニングキャンプ45日目 藤原新という男

2018年2月22日

2018年2月21日(水)、5時起床。6時過ぎから走り始める。今日は8時に新さんが日本へ帰るので見送り。この1ヶ月半本当にお世話になった。
というわけで、今日は藤原新という男の特集を。

藤原新 Arata Fujiwara

皆さん、「藤原新」と聞いてどのような印象をお持ちでしょうか?
オリンピアン?プロランナー?

プロフィール
1981年9月12日生まれ(36歳)
諫早高校→拓殖大学→JR東日本→プロランナー

5000m 13分41秒35
ハーフマラソン 1時間1分34秒
フルマラソン 2時間7分48秒
2009年ベルリン世界陸上マラソン代表
2012年ロンドン五輪マラソン代表

皆さんの中で最も印象に残っているのは、2012年の東京マラソンではないでしょうか。
私もそうです。ハイレ・ベブレセラシエ(エチオピアのレジェンド)、スティーブン・キルロティチ(2012年ロンドン五輪金メダル)に勝利し、2位に入りロンドン五輪の代表に内定したレースです。
当時、スポンサーの契約金未払いなどがあり、契約解除の後「無職ランナー」(語弊があるが)として出場し、五輪代表の座を掴みます。

そして東京マラソン後、ミキハウス所属(メインスポンサー)となり、BMWやANAとスポンサー契約を締結し、一躍時の人となります。

とここまでは皆さんご存知かと思います。

しかし、新さんは2008年の北京五輪の選考レースとなる東京マラソンを始めとし、2009年には世界陸上で日本代表に選ばれるなどすでに活躍していました。
また、プロランナーへ転向初戦の2010年オタワマラソンでは2時間9分34秒のコースレコードで優勝など、計5回のサブ10(2時間10分切り)を達成しています。

新さんの競技に関してはインターネットで検索をすると、ある程度分かると思います。

しかし普段の新さんはあまり公になっていません。そこで今回、私が少しでも新さんのことを皆さんにお伝えできればと思います。

現在は、昨日までケニア・富士見高原に所有しているペンション・地元の富山・たまに埼玉でトレーニングを行っています。

それでは本題の藤原新とはどういった男なのか。
一言でいうと「かっこよい男」です。

その理由を挙げます。
①面倒見が良すぎる
②料理が美味い
③英語が堪能
④全ての事に対する知識量が多い
⑤サバイバル能力が高い
⑥優しい
⑦冗談にユーモアがある(禁欲生活が続くと下ネタにシフト)

アスリートは基本的に自分が中心です。そうでなければトップまで上り詰めることは難しいでしょう。しかし新さんは気を配りすぎる側面があります。それによって集中力を欠いたりすることもあると思うが、それが新さんらしさでもあるのです。

まず、私がマラソンで成功するにあたり、新さんの経験や私の特性などからどうやったアプローチが良いかを真剣に考えてくれます。また、富士見高原でのトーレニングやケニアでのトレーニングでも、基本的に自分のトレーニング以上に、私の状態を鑑みてトレーニングをどうやっていくかを検討してくれます。

また、トレーニング後にシャワーを浴びる前に素早く料理を作ります。新さんの料理の腕前は凄いです。調味料や食材にはかなりこだわっており、富士見高原での合宿時には厨房にたくさんの種類の香辛料・調味料があり、食材は産地や育ち方も含め取り寄せたりもしています。(ケニアではさすがにそこまでは難しいが、油にはこだわる。)
ケニアでの朝食は自炊しているので、戻ってきて新さんが素早く調理中に私がシャワーを浴びて、出てきてから交代して私も調理に取りかかります。(私の腕前も結構上達しました。)
基本的に新さんが作れない料理はなく、調味料の配合なども詳しいです。

また、買い物はめちゃくちゃ長いです。おそらく買い物が好きなのですが、何度も同じところを見ます。笑 ケニアでエルドレットに買い物に行く際は、ショッピングモールで2時間はかかります。そして日用品に関しては、買ってみて失敗することもあります。笑 そして必要なくても同じものを買うこともあります。ATMに行き現金に余裕ができた直後の買い物では、より一層必要のないものに目が行きがちです。笑
快適性のために必要なことは釘打ちなど自分でもやります。部屋の家具や色にはこだわりがあります。

英語はどこに行っても全く問題がありません。少しスワヒリ語も話せます。助かっています。

全ての物事に対しての知識量が半端ではありません。トレーニングや栄養に関してはもちろんですが、それ以外の雑学もかなり知っています。会話についていけなくなることがあります。笑
それほど勉強熱心なのと、何となく調べてしまう癖があるそうです。

何でも自分でします。そして思いやりがあるので、誰に対してもすごく親身になって話を聞きます。
ケニア人に
「こんな外国人は初めてだ!」
と言われています。

会話の中で、豊富な知識や雑学と同時に冗談を交えてきます。よってどこからが冗談か分からない時があります。笑
そして共同生活2週間後ぐらいから明らかに下ネタが多くなってきました。笑
私も下ネタ好きなので、2人してくだらないことで盛り上がることが多々あります。

SNSは使い方含め少し苦手です。特に注目されている度合いが半端じゃない時期があったので、少し敏感になっています。
しかし夏の富士見高原と今回のケニア合宿中にSNSの使い方を私が教えたりすることもありました。

SNSやそれ以外のことも基本的に飽き性です。企画などの発想や着眼点も面白いのに、2日経つと飽きます。笑
「八木、実務やって!」
と言われることがあります。笑

最後に、このケニア合宿は新さんがいないと私だけでは確実に順調にいかなかったでしょう。(まず空港でワイロを渡す展開のところでドルを持っていなくて終了。笑)

新さんは面倒を見ることをサラっとやってのけます。きっと女の子にもすごくモテることでしょう。アスリートでありながら独立して大変な時期を過ごしているので、全て自分でやるということが自然とできるのだと感じました。

そして、新さんは36歳でありながら年齢を感じさせないトレーニングをやります。新さんがまた2012年同様、皆さんに注目される走りができる日はそう遠くないと思います。

いかがでしたでしょうか?

新さんと一緒にトレーニングをする機会は近いうちにまたあるので、またしてもお世話になることと思います。宜しくお願いします。

次へ続く・・・

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